No.72 「伊豆の富士」制作について

伊豆や箱根は千葉からは近いのと
どこからでも富士山が見えるので
若い頃から結構描きに行ってますね。

車のトランクにキャンパスとスケッチブック、
絵の道具一式と携帯用椅子を積み込んでね。

夜中の3時ごろ家を出ると朝7時頃には
描き始められますからね。

わざわざ現場に行くのは空気感を描きたいからなんですね。
富士の形を描くのであれば富士の写真集を見て
描いても描けますけどね。(笑)

でもね、写真からだと空気感を描くことは出来ませんね。
自分がどう感じたのかが、絵に出てこないのです。
だから自分の絵には成らない訳です。

ここが絵の難しいところなんですね。
形が描ければ絵が出来る訳ではないですからね。
絵の中に作者が見えて来ないとね。
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