No.39 知らずに使っている逆遠近法


「リレー競技」 小2 ぎのざ・はな





がんばって走っているようすが良く出ていますね。

それぞれの組に分かれて競い合ってるのが
画面からよく伝わってきます。

運動場の土の色を一色で塗らないところが上手いよね。
この土の色の塗り分け、美しいですよね。

また遠くで走っている子を大きく描いているのも
絵にインパクトを与えていますね。

常識で描くと遠くの人は小さくなっちゃうのだけど
それだと当たり前でつまらない絵になっちゃうんだよね。

我々画家の世界ではこういう表現を「逆遠近法」と言って
強調したいときに使うんですよね。

それをこの子は知らずに使っているんですね。
知識ではなく感覚で描いちゃうんだから
すごいですね。