No.132 表裏一体


「おひなさま」 小2 しもざき・はるか


「笑顔の似合うはるかちゃんです。」




大胆で良いね。
活き活きしてるしね。

細部にこだわらないからこそ
このおおらかさが出せるんですね。

絵画表現は描いてる人間そのものですから
何かを直せば何かがなくなるんですね。

勿論、描いた子の持ち味が
十分出ている絵の場合ですけど・・・

「自分の絵」を描けてない子には
その障害になっているモノをつきとめ
取り除かなければなりませんけどね。

この子のように「自分の絵」が描けている子に
たとえば、「はみ出さないように」とか
「丁寧にぬりなさい」とか余計な注意をすると
この「おおらかで活力のある絵」は
描けなくなっちゃうのです。

あれもこれもと要求してはいけないんですね。
持ち味の良さは表裏一体ですからね。