No.48 絵を描かない子 パート1 


私の「こども絵の教室」に時々絵を描かない子をつれて
お母さんが相談に来られます。

とりあえず絵を描いてもらうのですが
だいたいがお母さんの顔を見ていて描きませんね。

お母さんと子供の様子を見ていると
指図していているお母さんが多いですね。

たとえばの話、
子供がマルを描こうと描きかけると
お母さんが横から「四角のほうがいいんじゃないの?」と
口を出すような感じなんです。

これと似たようなことを続けられて
絵を描く子はいませんね。

だって描いても、ちっとも面白くないものね。
自分の好きに描けないんだもの。(笑)

その子が描けないのではなく
お母さんの干渉が描けなくしているのです。

絵を描く時は自由な精神状態にしてあげないとね。
その子の精神状態を不自由にして
「さぁ楽しく描いてごらん」って言われてもね。

きっと子供は心の中で「じゃ、お母さんが描けば!」と
反発していると思いますよ。
悲しい想いをしている筈ですよ。

好きに描かせてほめてあげなければダメなんです。
そして子供を認めることです。
以上のことを続けていけば必ず描くようになりますよ。